先日末より、相場の話とは離れて、
いろいろ想像力を働かせるような記事を
投稿しておりますが、、
そろそろ現実に戻りまして、今週月曜日以降の
流れについてコメントさせて頂きます。
アメリカで、今年最後のFOMCがあり、
そこでQE3が終わるかどうかが議論されるとの見方が強いです。
米経済として、確かにNYダウ指数は過去最高値の水準まで
迫るところまで上昇しており、ここで緩和策を止める
という話が出てくるもの不思議ではありません。
もし、QE3が終わる公算が強いようであれば、
対円相場として、一気に円安へと傾くでしょう。
で、日本の株式に対しては、円安により海外資産が増え、
輸出での売り上げが増えるなどの恩恵を受けるので、
好材料となるかと思います。
しかしながら、QE3の緩和策が終わるということは、
緩和縮小の方向となるので一旦は下げに転ずる懸念もあります。
逆にQE3が継続されるのであれば、一旦は円高方向になるものの、
海外企業の年度末決算がある関係で海外通貨を自国通貨へ戻すので
ドルを買い、円を売るという、これも円安になると思います。
(一般的な海外企業の決算は1月~12月を1年としております。)
参考までに、日本企業の一般的な決算は4月~3月で、
決算のために3月末に外貨を日本円に戻す作業を行うので、
3月末は円高ドル安、そして4月初めは年度初めで
海外投資を積極的に行うので円安ドル高になる傾向があります。
これをレパトリエーションといい、
これもアノマリーの一つになります。
QE3の展開次第でどうなるかは分かりませんが、
ここは日本ですので、日本の株式は強気で見ても
良いんじゃないでしょうか?
最後に念を押しますが、
これは私個人の見解ですので参考程度で捉えて下さい、
ということで免責事項と致します。
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