ボラティリティインデックスという指数をご存知でしょうか?
これはアメリカ発のオプション指数であり、
一般に相場が危ない状況になると上昇する指数になります。
(略称で、VIX、ボラなどと表現されます。)
通常であれば、10~20の数値間で推移するもので、
40以上の数値が出た危機的事例を例に挙げると、
リーマンショック(89.5)、イラク戦争(34.7)、エンロン会計事件(45.1)、
同時多発テロ(43.7)など世界的な事件が起こった年で
記録をしております。
で、相場の世界ではこの指数が20近くになると、
今日はボラが高いなーとか思うのですが、
本日時点で、16.2をマークしており、ボラがやや高い水準へと
近づいております。
(とは言っても通常の範囲でですが。)
目下、FOMCが迫ってくる中なので結果次第では大きく状況が
変わってくるという意味で数値が上がってきているものと
理解すれば良いのでしょう。
要はこの数値が高くなると、世界情勢がヤバくなって
相場も荒れてくるということです。
もちろん、
これは株式に限ったことではないです。
実際の相場の動きを見てみると、
「リーマンショック」、「エンロン会計事件」、「同時多発テロ」があった年は
いずれも年末株安になってるという事実を踏まえると、
ボラが異常に高い状態(40以上クラス)をマークした年は
年末にかけて株安になるという方式が出るかと思います。
逆を言えば、
ボラが低かった年は株高になるということです。
厳密に、数学的論理で言えば、ボラが低かった年は
少なくとも株安にはならないということです。
過去10年のボラの動きと比較して、
今年は低い部類になるので株高になりやすい
という結論になるかと思います。
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