最近、金価格が下落し続けている事実をご存知でしょうか?
この金価格について、相場の世界と大きく関係しているので
以下、簡単に説明致します。
金と交換できる引換券のようなものから紙幣が発明されている
という歴史があります。
通貨危機やEU危機、米国債債務上限問題などが
取り沙汰される度に金が注目されてきました。
つまり、
リスクオフをするときは株を売り金を買う、
リスクオンをするときは株を買い金を売る
という動きになります。
従って、株価の値動きとは相反するものと考えられます。
現状の相場感としては、
ダウ、S&Pは新高値を記録し、まだまだ上がる余地もあるので、
株価が上がり続けている場面では金を手放し、
株価値上がりへの期待と配当を狙う
といった動きになるのも自然だと思います。
金商品についてさらに補足すると、
金先物に投資をしたことがある人はご存知かもしれませんが、
金を買うと逆金利が発生します。
つまり、金利負担分だけ毎日、資産が目減りしていきます。
世界がリスクオンに傾いている中で、逆金利が発生する資産を
持つメリットが無い状況なので、金が投げ売りされている
という訳です。
参考までに、テクニカル分析で見てみると、
13年 1月で1650USD/oz、
13年12月で1200USD/oz
※ozとは1トロイオンス(31.1035g)の金のこと
例によって過去10年間の値動きで見てみると、
2000年から2012年にかけて一方的に金価格が上がり続けてきて、
2012年に1900USD/oz近くをマークして下がり続けている状態のようです。
要は、一本杉のような形のチャートです。
逆にそれが暴落の要因になっているのかも分かりません。
個人的にはまだまだ下がるような気がしないでもないですが。
いずれにせよ今の状況では、金に対する投資の
モチベーションは低いです。
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