最近、当ブログにて頻出しております
ポートフォリオのリスクヘッジについて、
考え方をご紹介したいと思います。
相関関数だとか、標準偏差、分散など
数学的な知識を駆使して検討をするのですが、
普通の人は分からないと思います。
※私も分かりませんので聞かないでください。
要するにリスクをどうやって減らしていき、
リターンを大きくするのかを検討することに
なるのですが、真面目にポートフォリオを組もうとすると
計算をする必要がありますので、
ここはざっくり、大まかなイメージで作っていき
細かいところはどんどん追加修正をして
その精度を上げていくようにすれば良いと思います。
以下、株式投資におけるポートフォリオの
組み方を一例として記載致します。
1.卵を一つのカゴに盛るな
これはポートフォリオを作っていく上で
基本中の基本です。
そもそもリスク分散を目的として、
ポートフォリオを組む訳ですから
個別銘柄単体のみを全力投資するという
発想はないと思いますが念のため。
分散投資が基本となりますので
投資したい先を複数選びます。
2.値動きの相関関係を比較する
1で選んだ複数の投資先に関して、
個別の値動きを検証していきます。
例えば、ある銘柄①株は日経平均とほぼ連動して
株価が上下しているとか、
ある銘柄②株は、夏になると下がって
冬になると上がっていく傾向にあるとか、
各個別銘柄の値動きの傾向を把握していきます。
3.比率を考える
個別銘柄A株;夏に上がり、冬に下がる
個別銘柄B株;冬に上がり、夏に下がる
という2つの銘柄があったとします。
春の季節になれば、当然これからA株が上がっていきますので
A株の比率を上げ、B株の比率を下げます。
秋になれば、今度はB株が上がっていきますので
夏場に株価が上昇したA株を売り、B株を買う
という流れになります。
春はA:B=7:3
秋はA:B=3:7
といった保有比率で時期によって変えていきます。
4.精度を上げる
大まかにポートフォリオを組んでいき
実際に運用してみると、細かいところが目についてきます。
このポートフォリオは配当利率が少ない
そもそも値動きが少ない
などなど不満が見えてきます。
そこで微調整をしたいと考えます。
これはケースバイケースなので何とも言えませんが、
上記の例で言えば、
配当利率を上げるために、大本のポートフォリオに組まれている
銘柄の比率を落として、その減った枠で利率の高い銘柄を組み込むとか、
値動きに強弱をつけたいのであれば、
新興市場株を組み込む
など工夫をします。
やり方はそれぞれですが、まずは一例を上げてみました。
いろいろカスタマイズしてみて、
自分に最も合うポートフォリオを組んで、
安全に投資生活を送りましょう。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)