こんにちは。
先週の相場は、消費税増税を背にして株価が上がり続けております。
この現状は私の予想と反し、少し不安を覚えています。
これからの足元の相場についてコメントすると、
先週金曜日に発表された米国雇用統計指数の結果が
あまり芳しくなかったため、やや円高方向に進みました。
明日の東京市場はその影響を受けるため、
おそらく下がるかと思います。
(下がる勢いについて、突っ込んだコメントはできませんが。)
さて、消費税増税に関する駆け込みについてコメントすると、
消費者と直結している小売業界は打撃になるでしょう。
しかし、その製品の大本である原料及び素材関連は、
それほど大きな打撃にはならないと思われます。
小売業界については皆様ご存じの通り、
消費者の駆け込みによる需要の前取りが原因です。
では原料・素材関連はどうでしょう?
この業界ではいわゆるB to B(対法人向)を生業としており、
末端製品を作るための原料・素材を製造しております。
末端製品を3月末にたくさん売るためには、
それより以前に製品原料を販売しなければなりません。
どの業界も増税前の駆け込みは確かにあります。
しかし、この業界に限って言えば駆け込み需要は大分前からあり、
3月末の時点ではすでに駆け込みがもう終わっている状況でしょう。
加えて、一般企業の決算月は3月末であり、
当決算に備え、企業として在庫を抱えたくないというのも
本音だと思います。
あと、それほど影響を受けない業界として、
食品、医療、各種ライフラインといったいわゆるディフェンシブ関連も
消費税増税に関わらず需要は大きく減らないでしょう。
これらに関して言えば必要になったら使わなければならないものと
考えられるので、私はこの考えに至りました。
これからのアノマリーに関して言えば、
昨年ベースでは4月から5月にかけて相場が上昇していました。
しかし、ゴールデンウイーク後は相場が下がっておりました。
この流れを踏襲するのであれば、これから上昇していくということでしょうが、
消費税増税の影響が分からない以上、私には何とも言えません。
皆様はどう思いますか?
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